2010年の衝撃というタイトルの書籍をご存じでしょうか。恐らく、何となく名前は聞いたことがある、書店で見かけたような気がする、といった方がほとんどだとは思いますが、こちらの書籍は浅井隆が著した作品の一つです。経済関連の書籍ということでとっつきにくい、読んでも理解できないかもしれないと思われがちですが、著者の浅井隆はこれまでに数多くの経済書を執筆していますし、読者に分かりやすい切り口でテンポよく進んでいくため誰でも読みやすい一冊に仕上がっています。
ここでは浅井隆の基本的な情報や著書の内容、実際に読んだ方の評価などについてお伝えしたいと思います。何となく気になっていた、という方もおられるでしょうし、読んでみたいという方も中にはおられるでしょうからそうした方々の参考になれば幸いです。では、まずはこちらの著書を執筆した浅井隆の基本的な情報からお伝えするとしましょう。
浅井隆の基礎情報
浅井隆は経済ジャーナリストとして著名な方です。名前くらい知っている、聴いたことがあるという方は経済ジャーナリストとしての彼の名前を耳にしたのかもしれませんね。東京都で生を受けた彼は若い頃から社会・経済問題に強い関心を持ち続け、早稲田大学在学中から環境問題研究会などを主催しアグレッシブな活動を続けてきました。学習塾経営にも成功し一流ビジネスマン、起業家としての才も見せますがその成功を捨てるかのように海外へ放浪の旅に出てしまいます。
海外放浪の旅では日本では考えられないようなさまざまな出来事を目の当たりにし視野を広げることに成功します。彼の著書がどれも日本人離れした視点から執筆されているのは海外放浪の旅が少なからず影響を与えているのは事実でしょう。日本人でありながら外国からの客観的視点で日本という国を見ることができるため彼の著書は人の心を動かすのです。2005年には日本の改革と再生のための会社、再生日本21を立ち上げました。
著書の内容について
2010年の衝撃の内容が既に気になっている方もおられるでしょうが、こちらの著書はいわゆる予言本のような内容と、その問題に直面したときにどのような対応をすればい良いのかというノウハウを記した書籍となっています。2008~2010年に中国経済に異変が起き世界恐慌がやってくる、2010年にこれまでの生活が一変し今まで通りの生活はできなくなる、その時に果たしてどうするのか、といった内容がメインです。
時期を明確に記してしまっていることからそこに注目する方が多いですが、この書籍で重要なことはそこではありません。経済への異変や恐慌の危機はいつ何時でもありますし、その時にどのような行動を取ればいいのかということをこの著書では教えてくれています。つまり、この書籍に記されているノウハウを覚えておけばこれから先世界恐慌などが起きても生き残ることができる、と言っても過言ではありません。
書籍の評価やレビュー1
ここでは実際にこちらの著書を読んだ方の評価、レビューをご紹介したいと思います。「これくらい心配しておいたほうがちょうど良い」という意見が多かったのが印象的で、やはり日本人も潜在的に経済危機を心配しているのだなと理解できました。心配しすぎということはない、と言われるように多少心配しすぎなくらいのほうがいざというときにスムーズな対応ができるでしょうし、この著書からそれを感じた方が多いようです。
日本はただでさえ借金が多い国ですし、いずれ国家破産が起きると言われています。人によっては不安を煽り過ぎ、などという方もいますが、それはただ現実から目をそらしているだけのことです。いずれそのような日が来るのは誰の目にも明らかですし、そのための備えをするのは当然のことと言えるでしょう。多くの方はこの著書からその方法を学べたと口にしていますし、本書のアドバイスを基に対応方法を工夫したいと言っています。
書籍の評価やレビュー2
「本当の危機が訪れたときの対策マニュアル本」という感想を持っている方も多いですし、「日本経済についてしっかり知りたい方も読むべき本である」という意見も少なくありませんでした。先述したように恐慌の危機は常にありますし、それがいつ訪れるかは誰にも分かりません。ただ、その危機が訪れたときにどのような行動をとれるかで人間の本質が問われます。危機がやってきたときのマニュアル本になると考えている方は多いようですし、内容がかなり役立ったという方もたくさんいます。
全体の評価について
全体的に好意的な意見が多いのが印象的でした。もちろん、中には否定的な意見、そもそも予言を外しているという意見もちらほらとはあったものの、概ね内容に賛同を示す意見が多くを占めています。何度も言いますが恐慌の危機は常に存在しますし、その時に慌てないためにも同著書を読んでおくのはおススメです。いざという時の対応も可能となるでしょう。