浅井隆氏は第二海援隊の代表者としても知られている経済評論家ですが、実は単に経済のことに通じている人ではなく、世界を旅し新聞社にも努めていたため幅広いジャンルに渡って博学ぶりを発揮している人物です。そんな浅井隆氏はこれまでに株式会社第二海援隊を通して数多くの著書を出版してきましたが、今回紹介する「125歳健康革命」という本は他の経済本、投資本とは違い、健康というものに焦点を当てた著書となっています。このあたりにも浅井隆氏の博学ぶりが発揮されているような気がします。どのような内容になっているのでしょうか？またその評判はどのようなものでしょうか？
125歳健康革命の内容は？
浅井隆氏が書いた「125歳健康革命」の中でも健康こそが我々人間にとって最も大事な財産であるということや、温熱療法というものが弱った日本人を救う方法ということについて触れています。お金や不動産など有形の財産に関して様々な情報を発信してきた浅井隆氏はこのように健康に関する本を執筆するというのは非常に興味深いものです。「専門外なのでは？」と感じる読者もいると思いますが、これは医学書として書かれているわけではないので、一人の学識のある人の述べる観察として読んでみるととてもおもしろいものが見えてくるかもしれません。
温熱療法についての記載
特に今回の125歳健康革命には温熱療法について触れられています。なかには他の著書にこの浅井氏の125歳健康革命のことが記載されていて、この本を読んでみることにしたという人もいるようです。この温熱療法そのものについてもっと詳しく知りたい場合は他の情報源を探すことができますが、最初のとっかかりとしてこの125歳健康革命を読んでみてはいかがでしょうか。
人間の体は冷えが大敵で、しっかりと温めてあげることが必要なのは多くの人が知っているところだと思います。体温が一度上がるだけで人間の免疫力もかなり上がるということもよく知られています。この温熱療法というものも熱を用いた治療方法ですが、がん細胞が熱に弱いという性質があることをご存じでしたでしょうか。その性質を利用して腫瘍を小さくさせるという治療方法です。この温熱療法自体は結構昔から実施されており、古くは1980年代の初頭から用いられている療法のようです。がん細胞をやっつけるということ以外にも根本的に免疫を活性化させるなどのメリットがあることも知られています。こうした治療方法について経済の専門家の浅井隆氏が言及しているというのは興味深いことです。
125歳まで生きる！？
ところでこの書のタイトルには「125歳」という具体的な年齢が出てきています。この本の中で浅井氏は人間が病気にならなければ本来は125歳まで生きることができるということを話しており、そのためにどのように健康を維持すべきかについて論じています。病気になったら結局お金がかかるということを逆に考えると、「健康であることが最大のお金儲け」として、健康のためにたくさん投資してきた浅井氏ならではの考察を読むことができます。
いわゆる医学本と違った視点から書かれているので、読む人の健康観を根底から変化させるものとなる可能性もあります。
125歳健康革命に対する様々な評判
一般の人たちにこの書籍はどのように捉えられたのでしょうか。まずは本来畑違いとも言える内容の書籍を出したことに関して少し批判的なことを言うひとたちもいますが、書籍の執筆は必ずしも自分が普段専門にしていることだけを扱うとは限らないので、そうした批判はそれほど気にすることもないかと思います。
もちろん医学の専門書ではないので、この本だけで温熱療法などを十分に知ることは難しいのですが、前述したようにさらに温熱療法というものに興味をもって調べるきっかけとなったと言っている人もいますから、浅井氏が目指している成果はあったと言えるのではないでしょうか。
ほかにも普段から浅井氏の著作を読んでいる人にとっては、ひたすらに世界経済や日本経済のことばかり気にするだけでなく、本当に価値ある財産である健康にもっと気を配らなければならないということを考えるきっかけになったようです。
この書籍から感じるもの
こうした書籍を読むとお金というものが結局何のためのものかということについて深く考えさせられます。どんなに巨万の富を築いても、明日自分の命が終わってしまうとすればその富はもう自分に関してはなにもしてくれないのです。ある投資家の人が「結局稼いでなにをしたいかだ。やりたいこともないのにお金を稼いでも意味などない」と語っていましたが、多くの成功者の行き着くところはこうした結論なのかなとこの125歳健康革命を通して考えさせられました。今まで浅井氏の著作を読んだことのある人は特にこの作品も読んでみてはいかがでしょうか。浅井隆氏に対する印象も少し変わってくるかもしれません。
